Dent-De-Leone

BOX / Max Lamb

¥3,000 (+tax)

梱包用品として用いられ、内容物に対してさほど重要性を持っていない段ボールの、素材として美しさや機能に焦点を当てたマックス・ラムの作品集。

段ボール箱を組み合わせ、折り曲げるなどして変形させ、あるいは溶かして張子として形成することで生まれた椅子やテーブルなどを多数掲載するほか、その過程の記録写真も収録。段ボールという元々の素材の片鱗は残しつつ、陶器を思わせる存在感を持った生活の道具へと鮮やかに変身した姿が目をひく。

張子を作る際に小麦粉のりが用いられることで、ラムの祖父がヨークシャーでかつて育てていた小麦、そこでの暮らしの記憶へと繋がってゆく。段ボールとしての記憶、作家の個人的な記憶、そして家具としてこれから刻まれてゆく記憶が交差する一冊。

大きさ: 25.0 x 18.0 cm
出版年: 2023
デザイン: Abake
印刷: カラー
ページ: 64 pages
言語: 英語 / English

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