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▼ショップオープン直前!ユトレヒトのこれまでとこれからを考える
いよいよ11月2日に代官山にショップがオープンするユトレヒト。サイトのオープンから早3ヶ月。
これからのユトレヒトために急遽反省会を開催。ペンキだらけの二人組の妄想は、早くも次を見ています!
【サイトオープンまで】
江口(以下e):ユトレヒトのアイデアは年始めくらいからあったけど、実際にサイトを作り始めたのは4月。で、7月11日にサイトをオープン。立ち上げまでの3ヶ月間はどうでした?
岡部(以下o):今まで、新刊書店、古本屋の勤務経験はあったけど、サイトははじめて。コメントを書くというのにすごく緊張して、ずっと何を書いたら良いのかって最初は悩んでいて。
時間に追いこまれて書き出したはいいけど、思い入れが強いものだけ小説が出来るかって勢いで文が長くなったりして
e:確かに。「芹沢けい介」(セリケイ)の紹介文とか、人物紹介なんだか愛の告白なんだかわかんないものね。
o:あと、長時間パソコンに向かうのも初めは新鮮だったけど、日に日に廃人になっていくようで怖かった。ずっと無言だったし。早く外に出たくて一筋の光を求めて頑張りました。
e:たまに発する言葉は「この本ヤバイなー」とか、「うわ。このサイトに先越されたー」とかそんなのばっかり。しかも独り言。
で、サイトをはじめてからはどうでした?
o:せっかちなので、サイトを立ち上げてから数時間後で全く反応が無くて凹んだ。
e::何回もメールチェックして。メールの設定がおかしいのかと、自分宛にメール送って、それがすぐ届いたりしてね。
【イベントのこと】
o:サイトのオープンと同時に始める予定だったんだけど、実はその前に「古本遊園地」がはじまったんだよね。
e:あれは大変だった。とにかく本がない、って6月にヨーロッパに買い付けに行って、その本をそのまま持ち込むって感じ。
o:私は、毎週お祭りみたいで楽しかった。色んな人に会ってお話が出来たり、それをきっかけにお友達が出来たり。 毎週の作業はブリンクとユトレヒトの部活動という感じ。転げ落ちながら本を運んだり、忘れ物して走ったり遅刻したり(すみません)・・・。
部長タイプのしっかり者ブリンクチームとダメ部員ぶりが板についたユトレヒトチームとか。 最終日の「夏の思い出本交換会」では、たくさんの人が思い出本を持ってきてくれて、とても愛しい”夏の思い出”になりました。
e:転げ落ちたのは僕か。毎週、終わったら本を自宅に持ち帰っていて、その日も重い荷物を背負ったまま、坂を自転車で下ったら、勢いが付きすぎて転倒。気付いたら血まみれで救急車の中。 あれは情けなかった。今でもおでこにはその時の傷が・・・。

古本遊園地の様子

食べられました。

集まった思い出本。
o:スパイラルのイベント「Paperbacks' Art」はどう?。
e:ペーパーバックをアートとして見て感じて楽しむというテーマを決めて、商品の種類を限定したので、量 を確保をするのがまたも大変。今度はベルリン、パリに買い付けに行ったんだけど、ベルリンがまたすごくて・・(長いので割愛)。
o:突然のナンパにも関わらず、グッズのデザインを快く応じてくれたcolobockleのタチモトさんには本当に感謝してます。イベントの準備も箱にペンキを塗ったり、スチロールを繰りぬ いたり、学園祭のような準備も色んな人に助けてもらって楽しかった。。
e:過去形で話してるけどまだやってるからね(〜10/31まで)。何も知らないでスパイラルに来た人が、これ何だろうって不思議な顔をしながら、箱をパカパカ開けているのを見ると、無性に嬉しくてその人と両手で握手したくなるね。「あんたいい人だー!」((c)がんばるな家康)って。
しかしタチモトさんが作ってくれた、ペーパーバックが胴体になったウマと羊はヤバイよ。コロボックルの個展に行ったとき、ウマのペーパークラフトがあって、「これペーパーバック使ってでやれるじゃん!」って思ってお願いしたんだけど、作ってもらったら思ったよりでっかくて怖いんだよ。本人には言えないけど。って書いちゃった。

噂のウマと羊

うさぎがペーパーバックを読んでます。

家の屋根がメグレ警部。
【特集のこと】
e:毎回ネタがないと困りつつ、なんとか続いてる特集についていはどう? 。
o:個人的にも、売れる売れないは別 にして反応があったのも、『装釘から見えた師弟関係 佐野繁次郎と花森安治』は作成してる時から楽しかった。 このサイトが始まる前からずっと何らかの形にしたかったので。思い描いてたよりちょっと規模が小さいけど・・・。 。
e:時期もよかったよね。少し前にgggで花森安治展があったり、relaxで原田治さんが佐野繁次郎のこと書いたりしてて。
サノシゲって略語が通用するのは多分ユトレヒト内だけだと思うけど。
o:あと『Mon Oncle〜 ぼくの伯父さん的book review 』は独り善がりに楽しんだかも。
”日本版ジャック・タチ=藤村俊二”というのは、以前書店でPOPを書いてたときにも使ったネタで、TOP画像も当時作ったPOPを使いまわし。
e:あれは良かったよ。アップした瞬間「おひょいで来たかー!」って声が聞こえた(気がした)もん。
o:タイトルはいけてないけど頑張ったのは『Let's Find Out Books シリーズをLet's Find Out! 』『フランスのカラーブックス!?「Marabout Flash」シリーズに注目! 』。
独自解説しかり、ここまでやった日本人はいないでしょう!って勝手に思ってます。いいんです、こういう事に夢中になるのがユトレヒト流。 『オムレツワールドカップ』とかもそう。やってて楽しかった。
e:あれはまずかった…。
【サイトの今後は…】
o:で、今後のユトレヒトのサイトの改良点は?。
e:まずは「検索機能」。オープン時に付けるつもりが、先送りにしてそのままになってるので。やりたいことは色々あって、ユトレヒト内はもちろん、世界の書店在庫を一括検索。欲を言えば価格順に表示。検索したキーワードを覚えていて、次回プルダウンでキーワードを選べて。とか。 その名も「ユトレヒトエンジン」! 。 。
o:うわ。ださ。 それもそうだけど、「最強」のリンク集もできていないし、在庫がないときに、今は「購入は」ってところに何も表示されなくしているけど、「sold out」とか表示した方が、わかりやすいんじゃないかな。
e:確かに…。頑張りまっす。 あとは「とっておき」と「おくやみ」をもっと充実させたい。「おくやみ」は自分たちではどうにもならないところもあり、寒い冬を期待するくらいにだけど…。「とっておき」はもっとやりたいね。
o:最初、田口さんと、木村さんにお願いして、今度は大御所に行こう!って決めてから、次が出来なくなっちゃったんだよね。いつも準備不足で。 串田孫一さんの近況も知りたいし、トミー・アンゲラー長尾みのるさん、黒柳徹子さんにも話を聞いてみたい。 もちろんディック・ブルーナには今度こそ会ってみたいよね。
e:トミー・アンゲラーと武田秀雄の対談をやりたい!とか言ってたよね。そこから調子に乗って、「日本のアンゲラーを探せ!」ってタイトルで、井上洋介、伊坂芳太良、辰巳四郎の作品解説とインタビューって企画を、ある雑誌に持ち込んだけど、黙殺されてさ(涙)。
o:だって無理矢理だもん。
【ユトレヒトはどこへ…】
e:ところで、この3ヶ月で、僕はオランダ、フランス、ベルギー、ドイツに、岡部さんは京都に、本探しに行ったわけだけど、今後はどこに行きたい?
o:写真集とかにもちょっと力を入れてみたいからイタリア。紙質も印刷も良いと訊くので行ってみたい。あとは、ベルギー、フィンランド、ポーランドやデンマーク、チェコとか。
e:それはみんな行きたいよ。 ベルギーやイギリスに街全体が古本屋ってところあるじゃない。名前忘れたけど。ああいうところも一度行ってみたいね。 ただ、聞いておいて言うのも感じ悪いけど、ヨーロッパに高い航空運賃と滞在費かけて、本という単価が低くて、無闇に重いモノを買いに行くのは、商売にするのはやっぱり難しいよね。 行けば必ず新たな発見があって、知識と経験も増えるし楽しいけど。それを別 の方法で生かさないと、ただ単に海外に行って、仕入れて売るだけじゃあんまり意味ないように思います。
僕は、数年前に一度行ってそれ以来の、奥只見の「たもかく」に久しぶりに行ってみたい。 帰りに温泉とか入ってのんびりしたい。お正月はたもかくとかいいな。
o:疲れているといいたいんですね。
でもその前に、代官山のショップオープンがあるでしょう。
【ショップのこと】
e:もちろんそうです。オープン告知はもう他のサイトには出ているからね。
是が非でも11月2日にはオープンしなくては。
ただ、オープン特集は決まっていて、その名も「Bokus Sweden」! ここ最近、ずっと貯めこんでいるスウェーデン本を一挙放出します。スティッグ・リンドバーグにポール・ストロイエルサンドベルイ夫妻の絵本、インテリア雑誌「Form」のバックナンバーもありますよ!!
o:それよりまず本棚作らないと・・。ドアのペンキ塗らないと・・・。
でも、リアルユトレヒトは、本はもちろんの事、雑貨なども関連するものを自分たちで選んで、
思いがけない物があったり、近くに気の利いたものがあるような「お土産やさん」あるいは「テーマパーク」みたいに空間ごと楽しめる場にしたい。
自分も勉強しつつ、色んな種を蒔いて道しるべを作って飽きることなく楽しめる本屋ができたらな。
古本遊園地しかりスパイラルしかり、また外にも行きたいし。
e:今までネットでしか知らなかった人にも会ってみたいし、お店に来てくれた人がサイトも見てくれて、って繋がっていくのが理想だよね。
場所は、代官山の喧噪を離れた静かな古いマンションの一室。親密でゆったりとした時間が流れる、くつろいだ事務所兼ショップになれば、と思っています。赤いドアを目指してお越し下さい。
それでは11月2日、皆さまのお越しをお待ちしています!

店内はこんな風に!?

待ちきれずちょっと並べてみました。
【ユトレヒト所在地】
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-16-13 代官山パンション102号[mapion]
TEL/FAX:03-3463-2345
営業時間:12時〜21時
月曜休


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